【貪欲になれ!】
臨床実習に行く学生さん。臨床実習に何を求めていますか?そもそも症例検討が出来ればいい程度に思っていませんか?
おそらく指導者は、もっとこうしてあげたい、もっとこうなってほしいと学生さんに対して貪欲に求める人が多いと思います。
おそらく求める欲の深さにだんだんとギャップが見られてきたのではないでしょうか?
学生さんは臨床実習に対してもっとわがままに、貪欲に求めてもいいのだと思います。
実はこの原因の一つに情報化社会が原因にあるのでは?と私は思っています。
今やスマホ一つでいつでもどこでも世界中の情報が拾える時代になってきました。
つまり、欲張らなくてもたくさんのものが手に入るのが当たり前の世に中になってきたのです。
1を望めば10の情報が手に入ってしまうのです。
いわば贅沢な世の中なのです。
喜劇王チャップリンはこう言っています。
『The saddest thing I can imagine is to get used to luxury.(私が想像できる最も悲しい事は、ぜいたくに慣れてしまうことだ。)』
今の日本はとても贅沢な国なのです。一人1台以上のスマホ・パソコンが当たり前。
いつでもSNSで人とつながれるのが当たり前。
臨床実習に行けるのも当たり前。
欲張らなくても、頑張らなくても色んなものが手に入りやすい。
それは幸せであって、不幸でもあるのです。
物や情報は豊かになったのでしょう。でも心が貧しいのです。欲望がないのです。
もっと貪欲に生きてみてもいいんじゃないでしょうか?
もっとこんな臨床実習にしたいと願ってもいいんじゃないでしょうか?
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