アドラーが贈る勇気づけメッセージ 020
【悲しいから涙を流すのではない。相手を責め、同情や注目を引くために泣いているのだ】
『すべての行動には(本人も無自覚な)目的がある』アドラー心理学では目的論としてこう考えます。
感情が人を突き動かすのではなく、人は目的のために感情を使用しているのです。
怒りに任せてものをいう人も、怒りという感情を使えば相手を屈服させることができると知っているから。
物を言われると泣いてしまう人も、悲しんでいる感情を出せば同情をひいて、相手が折れてくれることを知っているから。
普段からそうやって問題を解決してきたから。
相手を屈服させるには、相手から同情を買うためには、どうしたらよいのか、どんな感情を使えばよいのか。
今の問題を解決するためにはどんな感情を使ったらよいのか。という野心から感情を選んでいるのです。
しかし、これらのほとんどが無意識の中で行われていることがおいのです。というよりも幼いころからの積み重ねた成功パターンなので、反射に近いような状態になっているのです。
(参考図書:アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉.ダイヤモンド社)
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