先日の愛知県作業療法学会でのとある先生の一言です。
皆さんは今を生きているでしょうか?
【明日があるなんて誰が決めた?】
老人保健施設やデイケアに勤めていると、利用者さんと「今度〇〇してね。」と約束しても、忙しいと「また今度」とついつい後回しにしている間に、転倒して入院、誤嚥して入院、違う施設に急遽入所してしまうということが何度かあります。
そんな時思うのは、明日があることは当たり前ではないということです。
毎日ルーティンで仕事をこなしているとついまた明日もチャンスがやってくるように思えますが、実はそんなに甘いものではない。チャンスは早々やってくるものではないし、効率性を考えれば考えるほど多くのチャンスを逃しているんです。
こう言っている間にもすでに何かやれることはないでしょうか?
【当たり前をなくしていく】
今を生きることができない原因として、明日があることが当たり前に思い込んでいることにあります。明日目が覚めることが当たり前、明日手足が動くことが当たり前、明日も健康であることが当たり前…
あなたはいくつの当たり前を積み重ねているでしょうか?
医療・介護職の皆さんは毎日のように一瞬で当たり前を奪われた人たちと出会っているはず。そのような人たちに出会うことにも当たり前になっているのかもしれませんね。
明日は保証されているわけではない。今一瞬を大切にしていきましょう。
0コメント