リハビリテーションにおける前提

最近自分の周りの利用者さんが、次々体調を崩していています。

その中でよく伝えられる言葉は『今日はりはびり中止してください。』

とりあえず指示が出た以上は従いますが、この言葉には違和感を感じています。

僕たちリハビリテーション職種は必ず持つ視点は『誰もがリハビリテーション出来る』前提です。

つまり、誰もが全人的復権することが出来る前提に立つことです。

そして、他人の人生をジャッジしないことです。

リハビリテーションとは概念であり、科学ではありません。正しい人生なんて存在していません。

しかし、理学療法・作業療法・言語療法は科学です。適応可能か、効果の見込みはある程度予測出来ます。

確かに、熱のある人に温熱療法は逆効果ですし、意識障害のある人に作業療法は難度か高い。声帯を除去した人に言語療法が適応するのかわかりません。

じゃあ、リハビリテーションは出来ないのか?いいえ出来ます。

発熱していたとしても、その人がより快適に回復しやすいようポジショニングをすることや、アイシング。食事の検討、服装の配慮なんかは出来ますし。
排泄の誘導なんかも出来ますよね。

もっと言えば、回復するための休養もリハビリテーションとなる。

 リハビリテーションが出来ないと言うことはあり得ない。人として生きている限り。

リハビリテーションを中止させるのはチームの能力の低さに他ならないと思う。

そして、リハビリテーション職種は必ずリハビリテーション出来る余地を見つけ出していく力を身に付けなければいけない。

理学療法や作業療法だけで関わると、どうしてもジャッジにかかって、不適応のレッテルを貼りかねない。

リハビリテーションとはなんなのか、今一度振り返ってみよう。

知多半島No1.Occupational Mentalist! 知多半島を作業でマネジメントするブログ

作業療法×心理学×マネジメントで人生と地域を心たのしくするマネジメントをします。

0コメント

  • 1000 / 1000