いよいよこのシリーズもラスト。色々と間が空いてしまいましたが、いよいよ完結と行きます。
【第7の習慣「刃を研ぐ」】
第7の習慣は「刃を研ぐ時間をとること」で、これは第1〜第6までの習慣を取り囲む位置にあります。
「刃」とは、人間を形成する四つの側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)のことで、これら全てを日頃から鍛え、バランスを考えて磨いていくことで、すべての習慣が実現しやすくなると言います。
つまり、実習が始まる前の段階で普段の生活をどれだけ管理できているか?目的を常に持って過ごせているかである。
肉体とは健康面。食生活や運動習慣、水分量。どれだけ意識しているでしょうか?
精神面とは自己の価値観。より理想の療法士、社会人としての価値観や感性をどれだけ持って行動できているでしょうか?
知性とは知識・技術。ベースとなる技術はもちろんそれ以外の武器をどれだけ持てているでしょうか?
社会とは人間関係。あなたは同級生と仲いいですか?助け合える関係ですか?教員とはどうですか?社会人としてのマナーやコミュニケーションスキルは?
情緒とはポジティブシンキング。実習を前向きにとらえていますか?やりきる覚悟はありますか?達成したときどんな感情ですか?
そしてこれらを常日頃からどれくらいできていますか?どれくらい意識して時間を割いていますか?
日常で出来ていないことは非日常である実習でも出来ない。
なまくら刀では、すぐに刃こぼれして使えなくなるのです。
普段から磨いて研いでおくから切れ味は上がる。切れ味はどんどん上げていく。
当然ながら実習が終わった後、働き始めても磨かねばいけない。
遅れれば遅れるほど取り返しがつかない。
じゃあ、いつやりますか?
『自分という道具に投資することが「刃を研ぐ」習慣なのである。自分自身を道具にして成果を出し、効果的な人生を生きるためには、定期的に四つの側面すべての刃を研ぐ時間を作らなければならない。』
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