第1~第3の習慣は「自立。」自己の成功、つまり実習を自分の思い通りの結果で終えるための考え方・習慣になります。通常の実習であればもうここからは必要ないのかもしれません。むしろ自身で自分を高める努力ができているのならば、指導者もいらないでしょう。
第4~7の習慣、ここからはさらに発展形。実習で勉強するのは学生側だけではない。指導者も受け入れ施設も学ぶことは多い。ここからは学生側が何か与えられないか、学生もチームとしての貢献、患者さん・利用者さんへの貢献ができないか考えていく「公的成功」をみていきます。
これができてしまったらすでにあなたはこの施設にとってなくてはならない存在になれるでしょう。実習中に就職内定が決まりますし、就職後の戦力としての位置づけもかなり違ってくるでしょう。
【第4の習慣「Win-Winを考える」】
Win- Winは、「すべての人間関係において、必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢である」と定義されています。
人生を競争の場ではなく協力の場ととらえて、何かを決めるときも、問題を解決するときも、お互いの利益になり、お互いに満足できる結果を目指します。
これは意見の食い違い、特に指導者との考え方の食い違いや患者さんに指導しても納得してもらえない時がこれにあたるでしょう。
その場合あなたが折れたり、逆に意見を突き通したりすれば「Win-Lose」の関係になってしまうのです。
じゃあどうするのか?
「さらなる情報を伝えて交渉する」か「第3の提案をする」のです。
あなたの意見が通らないのは、あなたの意見がその人の行動を変える程の価値を持っていないからなのです。その場合は勢いで押すのではなく、さらに相手の行動をけるような価値のある情報を提供するのです。反対に「どうしても納得させられそうにないなぁ。」と思うときは意見を折るというよりも、新しい提案。自分も納得できて、相手も納得できるさらなる提案をしていくのです。
なにより、絶対にWin-Winの関係となれるような提案ができると信じること。
信じなければ第1の習慣「主体性」は出ませんからね。
『Win-Winの根本には、全員が満足できる方法は十分にあるという考え方がある。誰かが勝者になったからといって、そのために他者が犠牲になって敗者になる必要などない、全員が勝者になれると考えるのである。』
あなたが犠牲にならなくてもいいし、誰かを犠牲にしてもいけないのです。
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