皆さんお久しぶりです。ここ1週間研修のため更新できずすみませんでした。しかし、さらなる進化をしてきましたので、楽しみにしておいてください。
というわけで、前回の続きとしまして7つの習慣から考える実習指導といきます。
【第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」】
文字通り、死んだときのこと、つまり自分の葬儀の場面を思い描き、その時周りからどのような人物だったと見て欲しいのか、どんな貢献や功績を憶えておいて欲しいのか、その場にいる人たちの人生にどんな影響を及ぼしたかったのかについて、真剣に考えるというものです。
ここでは実習期間を終えたとき、終えた後と定義しましょう。
実習生なら実習の最終日、症例報告も終わり、色んな先生に挨拶回りも終わった。そして病院から出て帰っているとき、あなたは周りからどんな風に思われていたいだろうか?あなたが実習期間中にできる功績や貢献は何だろうか?を真剣に考えてみる。
例えば、「努力」「勤勉」「優秀」「熱意」などなどあなたが実習中に示したいキーワードは何なのかを上げておく。そしてそれによる貢献、「努力」「勤勉」ならレポート+文献抄読。「優秀」なら、自身のケース+もう1ケース見る覚悟と仕事量。「熱意」なら、返事や挨拶の質を上げるとキーワードに見合った具体的な行動目標を上げる。
指導者なら、実習生にあらかじめキーワードを上げさせイメージを共有し、その終わりとなるようなサポートをする。
どうすれば、イメージした終わりの言葉を言ってもらえるのか?そのための貢献を考えてみるということです。それに準ずる言葉が得られればあなたの実習には価値があるということです。
さらにこれを症例検討に当てはめてみて、担当ケースに実習終了時にどんな状態になってもらいたいのか?1回の治療でどんな状態になっているのか?
そのためにはどうするのか?既に有るものを使うのか、無いものを補充するのか?
これを繰り返すということなのです。
ここでも指導者はイメージの共有をする。そしてプラスになるような情報を提供する。
間違っても「無理だ、非現実的だ」なんて言わない。それはあなたのイメージだから。
著者は葬儀で述べてもらいたい弔辞=あなたの「成功の定義」になると言います。
『自分にとって本当に大切なものを知り、それを頭の中に植えつけ、そのイメージどおりになるように日々生活していれば、私たちの人生はまるで違ったものになるはずだ。』
終わりをイメージし、そのイメージを現実にするには何が必要かを考えてみましょう。
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