願うこと、想うこと、求めること

皆さんこんにちは。今日は日曜日ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

僕は久々のフリーなので、こんな時間から投稿をしています。この後は喫茶店で本でも読もうかなと思っています。


今日は昨日のコーチング研修会での気付きを書きたいと思います。昨日は愛知県豊田市のデイサービスP-BASEさんにお邪魔させていただき、理学療法士兼プロコーチである浦上大輔さんのコーチング研修会に参加させていただきました。


【本当はどうしたいのか?】

皆さんは目標を設定する際、「本当はどうしたいか」考えているでしょうか?


僕は目標を立てる際「やらなければいけない」「やるべき」が最優先に上がってきて、それに加えて「やれそうなこと」が上がってきます。「やりたいこと」は常に後回し。そんな目標になっています。だから、この質問を受けたとき正直頭が真っ白になりましたね(笑)。

普段やりたいことってどれだけ考えられているでしょうか?それも本気で!!


これは患者さん・利用者さんの目標設定でも言えることではないでしょうか?常に優先順位は「やらなければいけない」「やるべき」になっていませんか?

「やりたいこと」と「やらなければならないこと」は必ずしも一致しない。ここが一致しないとモチベーションは上がらない。

患者さん・利用者さんも「歩きたい」「家に帰りたい」というものの、それは裏では「いずれ退院せねばならない」「ここにいるべきではない」「家族のいる家に帰らねばならない」となっていることが多い。そうなってくると実は苦しいんです。


【本質を引き出す】

「本当にやりたいこと」を聞いてみるといろいろ出てくると思います。「本当はあれがしたい」「本当はこれもしたい」ということが出てくると思いますが、実はこれが本当にやりたいことではないことが多いんです。


例えば片付けができない女性が、あるコーチに片付けができるように依頼が来た。でもどこかパッとしていない。なぜ片付けができないのか、どんな風にしたらいいのか質問するも、やはり乗り気ではない。どんな時に片付いていたのか聞くと「昔、彼氏が遊びに来たときは。」と。そこで初めて彼氏がいなくて寂しかったことに気付いた。そこでどんなコーチングを受けたいのか再び聞いたとき、彼女は「素敵な彼氏を作る」コーチングを受けたいと。

(平本あきお 『勝手にモチベーション』より引用)


このように、本人ですら【本当にやりたいこと】に気付いていないことが多いんです。(僕も実はここでした。)この本質を引き出す作業がとても重要なんですが、一人では難しい。ここでコーチングの技術が生きてくるのですが、医療従事者でこの必要性を感じている方はどれくらいいるでしょうか?


この本質がずれてくると、想いは形にならない。目標を達成した後、路頭に迷う。家に帰った途端廃用になるのもここが原因なんです。やる気のある・なしは今までは本人に原因があるようにみえましたが、こちらにも原因があったのかもしれません。


本当にリハビリテーション(全人的復権)をしたいなら、本気で願うこと、想うこと、求めることを引き出しましょう。

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