みなさんこんにちは。少し落ち着いた時間があり、ゆっくりブログ更新をしています。
今日お話しするのは僕が最近意識している考え方【インサイドアウト】についてお話ししようとおもいます。
【インサイドアウトとは】
インサイドアウトとは、自分自身から始まりより身近な人から大切にしようとする考え方のことです。反対に他人や環境に依存するアプローチをアウトサイドインと呼びます。
アドラー心理学、選択性理論、7つの習慣、聖書・・・。世にある対人関係にかかわる考え方のほとんどに【与える】とあると思います。その与え方についてこのインサイドアウトは明確に示していると思います。
まずやってはいけないのはアウトサイドイン「他者や環境に与えてもらう」。待ってても物事は解決しませんし、他人が変わるのを待ってもいつになるのかわかりません。前回も書きましたが他人をコントロールできないのだから、コントロールできないものに依存するのは不合理なのです。
確かに物事が上手くいかない理由を自分以外の何かのせいにしておけば、自分は傷つかず、こんな楽なことはありません。でも、こんなことを言っていても、何も状況は変わらないのです。
「状況を変えたければ、まず自分たちを変えなければいけない」とは、コヴィー博士の言葉です。他の誰かの問題ではなく、自分自身の問題なのです。
臨床実習でよくあるのが、学生のせいにしたり、養成校のせいにしたりすること。確かに不手際や人格面で問題があるように思えるかもしれませんが、その原因を突き詰めたって今の臨床実習は良くなりません。そして相手が変わらなかったら次の臨床実習も同じことが待ち受けるのです。
【与える方向性】
インサイドアウトに話を戻しますね。インサイドアウトをする際に意識しないといけないのが、まず自分自身を高めなければいけないということです。
『与える』と聞いて昔僕が陥ったのが、自分の時間を犠牲にしてボランティアに突っ走ろうとしたり、意味のない手伝いをすることですね。いわゆる『自己犠牲』と呼ばれるものです。このときは相手に与えるから自分に返ってくるとまだコントロールできない相手に依存した『アウトサイドイン』でした。
そう、まずは他人に依存しない『自立』の状態を作る必要があります。これが『インサイドアウト』の第1歩になります。
与えたところで苦になら無い自分。無償の奉仕ができる自分をつくること。
実習指導においては、自分がわからんことを学生に課題を出させ答えさせることや、自分は人に聞いて問題解決しているのに、学生には人に聞く前に自分で調べたらと返す所もそうでしょうね。
そこは自分の知っていることを全部教えて、なおかつ学生が+αで情報を調べてきてくれる関係性。知らないことを知らないと素直に認め、学生も調べてきてくれる関係性を作らなければならないのです。
【インサイドアウトに基づいてみて】
指導者は指導者として自分自身を高めているだろうか?専門知識はもちろんのこと、指導力や対人関係スキルをどれだけ高められているだろうか?
そしてそれをどれだけ与えられているだろうか?特に学生だけでなく、もっと身近な家族、仲間に普段どれだけ提供できているだろうか?
他人や環境に言い訳せずにやれるべき課題に取り組む姿勢を持つこと。そしてそれを自ら実践し、より身近な人に与えていきましょう。
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