人は言い訳の生き物である

アドラーが贈る勇気づけメッセージ 007

【敗北を避けるために、時に人は自ら病気になる。「病気でなければできたのに…」そう言い訳して安全地帯に逃げ込み、楽をするのだ。】


人は人生の敗北を避けるために、あらゆるものを利用する。


典型的なものはうつ病でしょう。

緊張による腹痛や過呼吸もそう。


病気になることはつらいことではあるが、同時に同情も得ることができる。パフォーマンスが下がった言い訳もできる。

心理学でいう『疾病利得』と呼ばれるもの。


昔は戦や戦争、働かなければ死んでしまっていたから病気になんてなれなかった。

今は違う。法律や社会保障が整って、死ぬことはない。


基準が生と死から勝ちと負けに変わってしまった。


負け戦になるぐらいなら病気のほうがまだましだと。

だから楽ができる病気に人はなる。

でもそれも実は言い訳なのかもしれません。


(参考図書:アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉.ダイヤモンド社)

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