患者さんがやりたがらない時にまずすべきこと

久しぶりに作業療法士っぽいことを記事にしてみます。


担当患者さんを持ち始めると、必ずと言っていいほど「リハビリやりたくありません」っていう方が一人ぐらいはいるのではないかなっと思います。

そういう人ってなかなかリハが進まないし、そもそも言うことを聞いてくれないからイライラしたりしますよね。

おだてたり、叱ったり色々試すものの、うまくいかない経験。僕にもあります。


そんな患者さんに担当してしまったときに療法士が真っ先にやるべきことって何でしょうか?


僕がやっていることは『自分の生活を見直す』です。

うん、「はぁ?」ってなりますよね(笑)


なんで、自分の生活を見直すのかというと自分自身がやらなきゃいけないことを先延ばしにしていたり、やったほうがいいことをやらなかったりしていることがあるからです。

そんな奴の言うことなんかそもそも聞かないんですよね。


患者さんと同じ思考パターンに陥っていることを認識し、自分自身でどうやったら改善できるか考え、朝鮮・失敗しながら、試行錯誤しながら変化していく。こういうことを体現できていないと、目の前の人の意識改革・行動変容なんてできないと思うんですよね。

だから、まずは自分自身を見直すんです。

そういう経験をしていることで、患者さんの思いに共感もできますしね。


あなたはどうでしょうか?

自分自身が健康に対して特別な努力もせずに、患者さんにはやらなきゃいけないからって強要してませんか?

自分自身が不健康な生活をしていて、患者さんにきれいごとを押し付けてませんか?


そういうのって、案外バレるんですよね。言葉の端々やら、非言語的な側面から読み取られんです。上手く騙せても、ばれたら信用をなくします。


山本五十六の言葉「やって見せ、言って聞かせて、させて見せ、褒めてやらねば人は動かじ」

自分自身が行動変容するためのチャレンジをやって見せなければ、目の前の患者さんの行動変容は起きないですね。


傾聴とか承認とかって、上っ面なスキルでしかないんですよね。もちろん大事なんですけど、その前に自身の在り方が備わっていることって大前提なんです。


7/29(日)名古屋栄で面白い療法士が集まるイベントがあります。

【第一回 医療介護ベストパートナー異業種交流会】

医療介護業界の未来と笑顔を共に創る!そんな熱い想いをお持ちの方々。

是非一度見てください。

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